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『インフルエンサー』

プロジェクト航海歌III/気付けの一杯

試聴する

信号が瞬き 足音を数える 見知らぬ誰かの会話が頭上を横切る 流れる都市の粒子にまぎれたまま 私はまだ名もない風のように立っている 歩幅を合わせないまま進んだ通り 貼り替えられた広告が無数の期待を歌う 触れられなかった未来は意外と近くで ポケットの中 脈が小さく暴れている 臆病なままでも前へ運ばれていく 息の震えが「まだ終わらない」と告げる 誰だってなれる インフルエンサー ざわめきの中 ひと声が流れを変える 立ち止まってもいい 遅れたっていい 届き始めた意志があればそれでいい 今、名乗れ——私の役割を 擦り減ったスニーカーがアスファルトを滑る 行列の端で誰にも気づかれず見上げたビル 窓に映った自分は少し背が伸びて 見失っていた選択肢をまた拾っている わずかな勇気が騒音より強くなる 昨日のため息さえ背中を押す燃料 誰だってなれる インフルエンサー 不安混じりの声でも街は聴き取る 願いが滲むなら言葉に変えて 突破口は足元の一歩で開く 今、示せ——私という存在 評価よりも共鳴を求めたくて 命令じゃなく手渡すように動きたい 手を広げれば届く範囲は延びていく 関係がつくる力は制度より確かだ 記憶は背骨 感情は呼気 身体が前に傾くと都市が色づく 想像が視界を押し広げ 願いが実体をもつ 今を掴む指先が影響を生む さあ進もう インフルエンサー 雑踏を割く声が道を描いていく ためらいも迷いも抱えたままでいい 動き出した意思は止められない ほら見える——世界の流れが変わる 今この場所で——インフルエンサー! 振り返らずに歩けばいい 足音は誰かの背中を押す 混ざり合う現実の中心で 連鎖はもう始まっている

🦈 マスターの一言

「声の大きさより、届く深さ。静かな海のほうが、遠くまで聞こえるんです。」

🥡 テイクアウト(フル尺は各配信サービスで)

マスターとお話しできる「カウンター席」は、ブラウザでお試しもできます。本式はアプリで。